チリの生活コラム 13 ”マプチェ民族について 1”

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今回からのチリ生活コラムではチリの原住民”マプチェ”についてのお話しをしたいと思います。これも内容が濃くなりそうなので何回かに分けてお話ししたいと思います。

なりたい自分

以前の料理図鑑でマプチェのスパイスMerkenを紹介しましたが、皆さんはマプチェ民族の事をご存じですか?チリに来てからマプチェ民族に出会われた事はありますか?今回はマプチェ民族とは?そしてその概要を主に(Wikipediaの力を借りながら 笑)伝えたいと思います。

マプチェ族(Mapuche、マプーチェ族とも表記される)は、チリ中南部からアルゼンチン南部に住むアメリカ州の先住民族で、その民族名は、彼らが話すマプチェ語で「大地」(Mapu)に生きる「人々」(Che)を意味します。

コラム2016.05.31.Mapuche with house

彼らは南アメリカ南部を支配し、インカ帝国やスペインの侵略に対し長く抵抗を続けた民族として知られています。生計は主に農業に依存し、ロンコ(lonco)と呼ばれる首長のもとで血縁関係を単位とした社会を構成していました。戦争のときには「トキ」(toqui「斧を持つ者」の意)というリーダーを選出し、その下に連合してより大きな集団を形成することもあったそうです。

コラム2016.05.31.Mapuche hero

現在チリの統計によると、チリのマプチェ族はほとんどが土着の家系ではなくなっている一方で、60%を越える一般のチリ人は彼ら自身が認めなくても、様々なアメリカ先住民族との混血である。2002年の国勢調査では、マプチュ族の人口は604,349人で、それはチリ全体の約4%に当たります。ちなみにアルゼンチン側では約300,000人がアンデス山脈に居住しているそうです。

マプチェ族の多くは先祖伝来の土地を失い、サンティアゴなどの大都市で恵まれない環境の中で生活している人が多いのが現状です。

16世紀以降南アメリカに進出したスペイン人の報告では、彼らはアラウカノ族(Araucanos)またはアラウコ(アラウカーノ)語族(Araukanians)と呼ばれていたが、現在では軽蔑的な言葉としてこれは忌避され、チリやアルゼンチンではもっぱら「マプチェ族」の表現が用いられています。Araucanoの語源は、一般に信じられているケチュア語で「反逆者」と意味するaraucoではなく、マプチェ語で「泥の水」の意である地名Araucoから来ていると言われています。

コラム2016.05.31.Mapuche women

マプチェ族は共通の社会構成、宗教、経済構造、言語的遺産を引き継いだ数多いグループからなる広い地域に住む民族で彼らの言語や文化が南アメリカ西部の諸族へ影響を及ぼす過程はスペインの進出後も継続し、この一連の伝播はアラウカナイゼーションと呼ばれています。

来週はマプチェ族の歴史についてもう少し足を踏み込みたいと思います。

 

 

 

 

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