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チリはペルー産ピスコの最大輸入国、両国民に好まれるピスコサワーの作り方

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「ピスコ(ブドウの蒸留酒)」の定義と呼称を巡って争った歴史を持つペルーとチリですが、5月にはペルー産ピスコの生産量の37%がチリに輸入されました。トータルで30.300リットル、価格では951.000米ドルに上ります。4月と比べるとその量は29.1%下落していますが、チリはペルー産ピスコの最大輸入国なのです。

現在、ペルー産ピスコの生産企業10社がチリに輸入をしています。チリが「ピスコ」の呼称使用権を保有しているため、これらのペルー産ピスコは「ブドウの蒸留酒」として輸入されています。

2017年の輸入金額は、Viña Santiago Queiroloが162.400米ドル、Tabernero 461.668米ドル、Vidas de Oro 65.472米ドル、Don Luis 136.990米ドル、De la Mancha 37.640米ドル、San Isidro 83.179米ドル、Nyrla Levano 4.236米ドルとなっています。

ペルー輸出協会ピスコ委員会(Adex)の代表William Urbina氏は、「チリはブランドではなく質を重視してペルー産ピスコを輸入しています。チリ人ですらペルー産ピスコの質を認めているのです。チリ産とは製法が異なり、ペルー産は最初のブドウ搾汁(mosto(モスト))を蒸留して作られているので質に違いがあります。」と自信を持ってコメントしました。

 

チリ産ピスコの輸出量上昇

 

一方で、チリ産ピスコの輸出量も増加しています。5月の輸出金額は398.500米ドル、56.918リットルで昨年同月の52.300米ドル、10.173リットルを5、6倍上回りました。

主な輸出先はヨーロッパで、イギリス、ロシア、ポロニアとドイツです。チリピスコ会社(CPCH)が主な輸出企業です。

 

チリ産ピスコとペルー産ピスコの違い

 

チリ産とペルー産ではブドウの種類が違い、チリ産は主に1種類、ペルー産は8種類のブドウを使い分けます。

違いは製法にもあり、ペルー産は、ブドウの最初の搾汁モストのみ使用し、一度だけの蒸留でその他の物は投入しません。アルコール度数は40度から48度です。

チリ産は2度蒸留し、水を加えます。理由として、チリ産のブドウの糖度では1度の蒸留で必要なアルコール度数に達しないため、2度蒸留してアルコール度数70度くらいになったところに水を加えて、最終的に35度から36度に仕上げます。香り付けのためにナラの木の樽に入れます。

一般的に、ペルー産は伝統的な製法を使用し、チリ産は工業製法だと言われています。

 

ピスコサワーの作り方

 

チリ人とペルー人の国民的な飲み物であり、国や自国の文化を懐かしむ時、祝い事、食前酒、観光で訪れた際やパーティー好まれるアルコール飲料のピスコサワー(Pisco sour (ピスコサウエルと発音します))、その簡単な作り方はこちらです。

材料(グラス5杯分)

  • レモン又はライムの絞り汁 1カップ半(300ml)
  • お好みのピスコ 1カップ   (400ml)
  • 上白糖     3/4 カップ(75g)
  • 卵白      新鮮な卵1個分
  • 氷       1 カップ
  • グラスの縁を飾る砂糖はお好みで
  • 卵白が苦手な人は無しでも大丈夫です

 

 

 

 

 

 

作り方

  1. グラスを冷やして置きます。
  2. ミキサーに材料を全部投入して1分間撹拌します。
  3. 平らなお皿に砂糖を広げます。水で縁を濡らしたグラスを砂糖の上に置くと、グラスの縁が砂糖で飾られます。
  4. 撹拌したミキサーの中身をグラスに注ぎ入れるとピスコサワーの完成です。

 

 

参考記事:El Mercurio

Diferencia de Pisco Chileno y Peruano

Pisco Sour

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