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チリ:女性の肥満率が南米トップ、男性が南米2位、小児肥満も上位

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国際連合食料農業機関(FAO)とパンアメリカンヘルス機関(PAHO)の最新の報告書は、チリ女性の肥満率が南米で最も高いと位置づけました。

「ラテンアメリカの食物と栄養のセキュリティーパノラマ2017」の調査結果によると、チリ国民の大人人口の30%が肥満に当てはまり、大陸で最も多いことが分かりました。

18歳以上の女性人口の32,8%が肥満で南米トップ、男性は24,8%、アルゼンチンの26,7%に次いで南米2位になります。

肥満と過体重の大人人口の割合を見ると、チリ男性は国民全体の64,7%、女性は63,1%になります。5歳以下の小児の過体重はラテンアメリカとカリブ地域の平均値7%を上回り、9,3%となっています。

この状況の影響を受け、糖尿病や高血圧、心臓病など大陸内での死因理由の10項目に当てはまる非感染性の病気が年々増加しています。

理由は様々ですが、砂糖、油、塩を多く含む市販の調理済み食品の摂取が増加し、新鮮な材料で作られた伝統的な料理を食べる機会が減少したことも関連しています。

チリは、スナック菓子や炭酸飲料などのジャンクフードのカロリーコストが健康的な野菜や果物のカロリーコストよりも安上がりな国です。

女性の過体重と肥満が多い原因には、男性との代謝の違い、運動不足、家での仕事が多くテクノロジーの発展によって体を動かす時間が更に減ったと考えられています。

その他にも、痩せすぎの女性と不妊症を一緒にしてしまう地域特有の考え、仕事でのヒールの高い靴の使用によって起こる運動不足、男性より多い砂糖の摂取量が理由としてあげられています。

専門家は、女性へのバランスを考えた食生活、運動習慣、商品購入の際にはカロリー表示のシールをチェックするように助言しています。そして学校での女子生徒の体育参加を促すことも大切だといいます。

増加する肥満者の状態を踏まえて、病的な肥満の治療を2019年から保険適当とするのか調整が行われます。

 

 

情報源: Chile lidera índice de obesidad en mujeres dentro de Sudamérica

0PS/OMS

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