南米情報を日本語でお届けいたします

チリ:子供を放棄した疑いで「無実の罪」を着せられたハイチ女性が死す、移民に対する政策不足の現れ

0

 

ハイチ女性、Joane Florvil(28歳)が、カトリカ大学の病院で多機能障害が原因で亡くなりました。2日前に、重症な肝障害のため移植の可能性を検討するために同病院に搬送されましたが、脳浮腫を患っている事が判明し移植は行われませんでした。

Joaneの死を知ったチリの移民コミュニティーは、彼女の死を悲しみ10月1日(日曜日)に、彼女の魂を供養するためのロウソクに火を灯す集会「ベラトン」をサンティアゴのアルマ公園で行いました。

Joaneは、8月30日にチリ警察によって逮捕されています。逮捕原因は、生後2ヶ月の娘を放棄したと誤解された、混乱した事件によるものです。

多数の証言や、意見が飛び交っていますが、省略すると以下のようになります。

 

「失業相談にロ・プラド地区の権利保護局に出向いたJoaneは、身分証明書が入った鞄をチリ人のひったくりに盗まれ、取り戻すために娘を警備員に預けて後を追いました。

その行為が、子供を放棄したと受け取られ、警察に通報した人が現れました。保護局に戻ったJoaneは警察に逮捕され、第48番警察署に収監。子供は国営の児童施設に預けられ、現在もそこに入所しています。

スペイン語での会話がままならないJoaneは、言葉の壁、子供と引き離され収監されている状況に絶望して、壁に頭を打ち付け始めました。

警官は、怪我を予防するためにヘルメットを着用させましたが、頭部の怪我が原因で搬送先の病院で亡くなりました。

児童施設に入所させられた娘の父親は、盗まれた鞄の中に書類が入っていたため、娘との親子関係を証明できず、娘の親権を申請する事もできていません。」

 

子供を放棄した件が事実なのか、ハイチ人コミュニティーだけではなく、人種差別反対のチリ人コミュニティーの中で大きな疑問となっています。

そのため、移民法案の草案作成過程にある下院議員内閣府がこの事件の分析に乗り出しました。

「どのような道を取るべきかを知るために会議を行い、この女性が何故逮捕されたのか、女児に何が起きたのかの説明を求めなければなりません。」

この事件には、はっきりしていない点が多くあり、移民行動運動(MAM)の代表エドゥアルド・カルドソは、「今回の件がこのような悲劇的な結果に繋がるとは思っていなかった。彼女は将来のある若い女性だった。当局は私たちに説明を行うべきで、それが道徳的な筋道だ。」とコメントしました。

 

情報源: Comisión de diputados indagará sobre el caso de joven haitiana fallecida | CNN Chile

Muere joven haitiana acusada

コメントを残す