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一緒にスペイン語学習の壁を越えよう2 単語暗記の裏技

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こんにちは、前回巻き舌習得の裏技について紹介したRieです。みなさま、スペイン語学習用の「札幌ラーメン」、きちんと言えるようになりましたか?読者の方で今「何の話???」とハテナが頭に浮かんだ方は、一つ前の記事一緒にスペイン語学習の壁を越えよう!巻き舌習得の裏技に目を通してみてくださいね。

さて、今回は、誰もが苦労する単語の暗記方法について私の実体験をまとめます。これは実はスペイン語だけではなくどんな言語を学習している方でもためになる方法です。そして、私はこのおかげで暗記力自体もアップしたので皆様に是非ご紹介したいです!

まず、私がチリに着いた当初言えたスペイン語は、、、

”Me llamo Rie, mucho gusto(はじめまして、私の名前はRieです)”

“Uno dos tres(一、二、三)”

以上。本当にこれだけでした(泣)

ただ日本で全く勉強していなかったわけではないのです。チリ留学の数か月前から朝高校に行く前にNHKのスペイン語講座のテレビ番組をみて、帰宅後はDAISOで買ったCD付きのスペイン語会話の本で勉強し、就寝前にNHKのスペイン語講座のラジオ番組を聞くという生活をしていたのですが、ノートも教科書も何も見ずに言えたのは結局これらだけで、時間をみつけては勉強したつもりだったのに何ででてこないんだと落ち込みました。

今だからわかることは、完全に勉強していた“つもり”になっていた事、それから暗記のやり方を根本から間違えていました。

チリに到着後、ホストファミリーが迎えにきてれ、家に向かう途中の車内で徐々に自分はすごいところにきてしまったのだなと実感しました。家族の間で飛び交うスペイン語、ラジオから流れるスペイン語らしき言葉(早すぎてもはやスペイン語かもわからない)、スペイン語の広告、、。それまでは「スペイン語頑張るぞー!」と100%前向きだったのが、一気に不安90%へと変わっていきました。それでもなんとか残り10%の希望で窓の外の山々の景色を見ていました。

そして、ふと

「山」ってスペイン語で何ていうんだろう?「キレイ」って何ていうんだろう??「何ていう」って何ているんだろう???、、、

ともう頭の中は疑問だらけでパンクしそうでした。何とか平然を装い、ニコニコしながら家についたら更に現実を突きつけられます。

それは初めてホストファミリーと食事をしたとき、テーブルの上に並べられた

「お皿」「スプーン」「フォーク」「ナイフ」「コップ」

などを見て、どれもスペイン語で何て言うのかわからないということに気づいたときです。それからゆっくり周りを見渡して、この世の中のすべてのものに名前がついていること

そしてそのどれも知らない自分,,,(。□。;)

にこの時改めて気がづきました。

そもそも、語学勉強に避けては通れない単語の勉強といえば学校で週1で行われていた単語テストのイメージが強くありました。週1で単語30個を暗記できるまでひたすら書いて覚える方法をとってきた私にとって

単語=一夜漬け、テストの後は忘れる、大変、めんどくさい

という大変ネガティブなイメージでした。

ただ、テーブルの上に並べられた食器達によって私の単語へも見方が180°変わりました

すべてのものには名前がついていて友達の名前を覚えると同じように物の名前を覚えてあげなくては失礼という発想に切り替えました。そして、まずは身の回りのものから単語を覚えるために、ホストファミリーがすごいアイディアをくれました。

その名も

ポストイット大作戦!!!!」(いぇーい

そうです。その名の通り、方法はいたって簡単。メモなどで使うポストイットありますよね?

例えば“テーブル”はスペイン語で“Mesa”なので、ポストイットに“Mesa”と書いてテーブルに張り付けます。この時、あえて日本語での意味は書きません。テーブルを見たらMesaと書いてあることで視覚で記憶していくのです。

ホストファミリーの協力で家中がポストイットだらけになりました。それからは普通の日常生活を送り、日々目に入ってくるポストイットを何となく見るようにしました。目にはいってくるポストイットは大量なのですべて一気に覚えようと思わずに、ただ視界にいれて心の中で言ってみていました

洗面所にいったら歯ブラシにcepillo de dientes、キッチンにいくと鍋にはOlla、フォークにはTenedor、スプーンにはCuchara、ナイフにはCuchillo、冷蔵庫にはRefrigeradorって書いてあったなと一日に同じところを通れば通るほど単語がビジュアルと共に頭にはいってきます。

それから1週間程たった時からホストファミリーからの抜き打ちテストが始まりました。

ホストママが「Rieこれはなに?」とポストイットを隠して質問してきたり、ホストシスターがポストイットが張っていない靴を指さして「これはスペイン語で何?」と突然テストしてきます。そして、重要なのが、その時に正しく答えられたらポストイットは外せますが、言えなかったらポストイットはそのままになります。

こう説明するとノートに単語を書いていき、週1でテストする方法とどう違うの?

と思われるかもしれません。しかし、このポストイット大作戦のすごいところは人間のもつ羞恥心を活用するところです。なぜならば、ノートにいくら単語を書いても閉じてしまえば他人の目には入りませんね。しかし、想像してみてください、家中が真っピンクのポストイットだらけなのを(笑)このポストイットたちを一日でも早くとれるよう、1単語でも多く覚えようという気持ちになるのです。ちなみに、早く単語を覚えたい方は、あえて家の色に合わない一番派手な色のポストイットを選ばれることをおすすめします(笑)

一緒に住んでいる家族は理解してくれるかもしれませんが、なによりも、訪問者がきたときに恥ずかしいですよね。実際にチリ人の友達が家に遊びに来たときに家中に張られたポストイットをみて爆笑してました。しかしそんな彼女も「とってもいい方法だね!私も英語でやってみようかな。」と言っていました。そうなんです。初めにも言いましたが、これはスペイン語に限られた勉強法ではないのです。

私はこのポストイット大作戦で寝る前にもベットの中からみえるポストイットを発音してから寝てました。「Techo(天井)、Pared (壁)、Cama (ベット)、Piso(床)、 Vaso(コップ)、Calendario(カレンダー)、Mesa(机)、Silla(椅子)… (-_-)…zzZZ」そのおかげでホストファミリーの抜き打ちテストにはどんどん合格し、家からポストイットはどんどんはがれていきました。自分の成果が目に見えてわかるので結構快感でした。

その後、このポストイット大作戦の経験からか、家の外の名詞、形容詞、動詞など単語全般を覚えるのが非常に楽になりました。

一般的に日本人は単語は書いて覚えがちですが、ポストイット大作戦のようにビジュアルで記憶することを訓練することで暗記能力自体も高まるように思えます。実際、私は日本へ帰国後の大学受験で以前よりはるかに暗記科目が得意になったため非常に得をしました。

スペイン語を学習したら暗記力も伸びたなんて一石二鳥ですよね。スペイン語始めたばかりの人、中級で伸び悩んでいる人、お子様の勉強にも使えるユニークな教育法なので工夫して是非、挑戦してみてください。

 

画像元:https://www.autotrader.com/car-shopping/self-driving-cars-what-do-post-it-notes-and-autonomous-vehicle-infrastructure-have-in-common-268216

 

 

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