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笑いあり涙ありのチリ高校留学エピソード

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皆さん、こんにちは!

今日は私がチリの高校に留学した時の困惑、驚き、喜び、発見などのエピソードを何回かに分けて紹介したいと思います。

校則の厳しい、都内の私立女子校に通っていた私にとってチリの現地校は日々カルチャーショックの連続でした。自由度の高い現地校での一年は自由とは何かを考えさせるきっかけをくれた大切な場所でもあり、1年という短い期間に経験した1分1秒に感謝しています。

これからご紹介する経験はどれも私の個人的な経験ですので、チリの全ての学校が同じわけではないのことをご理解ください。当時の自分を思い出すだけでクスっとわらっちゃうようなエピソードばかりですが、チリ人を理解するにあたって貴重な経験であったなと今改めて思います。

それでは、どうぞ、お暇な時に読んでみてください。

びしょ濡れ+泥だらけになった生物学の授業

生物学の授業で校庭に植えた苗を育てて観察するために、授業中にクラス全員で水やりにいっていたのですが、なぜだかいつも水遊びで終わっていました。最初は普通に水を苗にやっているのですが、誰かが水をかけ始めると止まらず、クラス全員がびしょ濡れに。それだけなら夏だったこともあるため、すぐ乾くのでいいのですが、最後にはかならず苗の泥をかけあったりするのでみんな泥だらけになっていました。発想は小学生低学年レベルですが、小学校でも普通日本では途中で先生に止められてしまうのでありえないかと。ビビりの私は終始先生の顔色をうかがっていましたが、先生は特に気に止めることもなく他の生徒と話してました。夏は毎日誰かしら全身びしょ濡れの人を校内みかけることがあり、水遊びを全力で楽しむチリ人に圧倒されながらも、密かに楽しんでいる自分もいました(笑)

生まれて初めて寒さで泣いた授業

季節変わって冬はアンデス山脈に積もった雪の冷気が町に降りて籠るため寒さがひどく、みんな着れるものはすべて着て授業を受けました。なんせ暖房がなく教室の壁はレンガのため本当に冷えるのです。そんな中物理の面白い先生は強盗が被る目出し帽をかぶり、ダウンコートを着て、手袋をつけたまま、ホットコーヒーを片手に教鞭をとっていました。それでもクラスメートは慣れているのか、寒い寒いと凍えて涙をしていたのは私ぐらいでクラスメートにコートを貸してもらったこともありました。寒いと勉強ができないということを身にしみて感じ、日本で暖房付きの教室で勉強できたことのありがたみをひしひしと感じた体験でした。

 

ミカンの皮やバナナの皮が飛び交う教室

スペイン語が分からない私に多くのチリ人は手を差し伸べ、助けてくれました。クラスメートが先生にRieが授業分かってないから今のところもう一度説明してあげてと授業を止めてくれたりもしました。ただ、そんな中でも初めて受けたテストでの光景には驚きました。いつもは席が2つずつ隣同士で並んでいるのをテストの時は机を離して受けていました。ここまでは日本と変わらないかったのですが、その後助け合いという名のカンニングの嵐でした。しかもその方法が大胆。紙が普通に回ってきたり、隣の人に渡すように目配せし合ったり、答えが書かれたミカンの皮やバナナの皮が教室中で飛び回っていたり(笑)本当に呆れました。先生は前の席にいるのですが、見て見ぬふりをしているのか何も反応がなくテストは終了。このまま何もなかったかのように終わるのかと思いきやカンニングしていた人たちは、後で再試を受けていました(笑)

 

モスキート音を利用したカンニングの極意

この他に驚いた巧みな技としてはテストが始まった静かな教室で生徒が、携帯電話でモスキート音と呼ばれる蚊の羽音のようなキーンという不快な高周波音を出します。そうするとうるさいので誰が出してる音だとクラス中が耳をふさぎながら騒ぎ出します。ただ、先生は何のことかさっぱりわからず「はい、みんな静かにーーー!テスト中ですよー!」となだめようとします。実は、この音は耳年齢の老化にともない聞き取りにくくなる音なのです。なので先生によってはこの音が全く聞こえないという場合もあり、先生だけみんなが何で騒いでるか理解できないままざわついている生徒に落ち着くように指示します。そして、しばらくするとモスキート音が聞こえなくなり、生徒も落ち着いたころにはもうすでに何人かがカンニングをし終わっているという仕組みです。とっても計画的で、ある意味賢いですよね。ここまでやるなら勉強せいって思いますけどね(笑)

おまけ:モスキート音試しに聞いてみたい方のために。音量に注意してくださいね!

では、次回のエピソードもお楽しみに♪

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