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ラテンアメリカ:アメリカ大陸人権裁判所、「平等結婚(同性結婚)」に有利な裁決を下す

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米州機構(OAS)の司法機関である、Inter-American Court of Human Rights(アメリカ大陸人権裁判所 Corte IDH)は10日に「平等結婚(同性結婚)」や民間登録簿の性別変更の権利を認めるよう加盟国に呼びかける裁決を下し、セクシュアルマイノリティー擁護者を考慮した歴史的な判決となった。

この国際裁判所はコスタリカのサンホセ市にあり、ラテンアメリカとカリブ地域にて力を示す保守派グループの強い抵抗の元、結婚のイメージが異性間に留まらない「必要性」があることを考慮した。

「政府は同性間の結婚における家族の絆に関連する権利を認識し保障しなければならない。」と裁判所は指摘した。そのため差別を長引かせる可能性のある他の法的形式ではなく、結婚姿勢を使用することが適切であると判断した。2016年5月にコスタリカが行なった協議に関連付けた答えと捉えられる。

コスタリカ政府は満足気に速やかに反応し、裁決を尊重する通知を即座に行なった。コスタリカのサッカーチームの勝利を祝う時に大衆が押し寄せるフエンテ・デ・ラ・イスパネイダ交差点に大勢の人々が集まり、この裁決を祝った。

その一方で、今回の裁決が国家主権侵害だと批判する保守派の政治家も存在した。

 

法的調整

 

国際裁判所が決定した今回の裁決はコスタリカに留まらず、加盟20カ国への強制遵守を意味する。

すでに幾つかの国では「平等結婚(同性結婚)」が認められている。アルゼンチン、ブエノスアイレスに事務所がある「正義と国際権利センター(Cejil)」は今回の裁決が「歴史的」だと声明を出した。

「全ての人々の権利を平等に保障し、LGBTの人々が受けている差別や暴力の現実を克服可能にする規制と公共政策の策定にアメリカの国々を導くための重要な結果である。」

裁判所の判事達は、今回の基準が適用されるために、各国の迅速な法調整が必要になると指摘した。しかし、官僚的又は政治的障害で時間がかかる事も認めた。又、これは人権的なテーマであり、信念や信仰問題ではないため、宗教的性質の考慮は避けるべきだと明示的に述べた。

コスタリカの活動家達から「平等政策」の主要推進人物として知られる副大統領アナ・ヘレナ・チャコン氏は、この裁決によって、同性愛の人々や民間登録簿上異なる性別で生活をしている人々を不可視化している状況から救い出す方向へと大陸の国々を推進する裁決だと、感情的に祝った。

 

 

情報源:La Corte Interamericana falla a favor del matrimonio igualitario

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