チリ人女性、災害後に世界中で使える安否確認アプリを開発

0

自然災害が多いチリ、そのような状況下における解決策の模索は起業家やイノベーション分野での挑戦に繋がっている。フェデリコ・サンタマリア大学(USM)の情報科学エンジニアのバルバリタ・ララは災害後にWi-Fiや電話信号無しに安否確認を行えるシステムを開発した。

災害時には、迅速、必要、信頼性のある情報を得る事が命を救うために不可欠であり、2010年のチリ地震では津波警報が正しく通知されず156人が命を落としている。

当時を振り返りララは、

なりたい自分

「とても無力で、地震を向かえる準備も連絡ツールの準備もできていないと本当に感じました。その時に、自然災害後に確実に連絡ができるツールを持つ事が全員の権利になるべきだと思ったのです。」

と、話す。

 

プロジェクトの具体化

2月27日のチリ地震の経験は彼女にとって人生初となり、その時に彼女を含む多くの人々が連絡方法と現状の正確な情報収集が困難な場面に遭遇した。その経験が、全ての国が相互に連結した緊急網によって問題なくメッセージを受送信できるようになっているべきだというアイディアをララに引き起こした。その点が他の似てるシステムとの違いになった。

そして、災害時に最も回復の早いラジオの周波数に注目、重大な役割となりうると考えた。

同年(2010年)、ララは大学に入り、イノベーションなプロジェクトを発表する機会となるUSMのソフトウェアフェアーでチームと共にアイディアを提案した。「S!E」と名付けられ、現在は緊急システムとして特許登録されている。

 

どのように機能するのか?

S!Eは高周波の音声でメッセージを符号化し、これを電波で人々の携帯端末に送る。これの恩恵は、どの携帯でもメッセージを受信し、インターネット接続の必要無し、飛行機モードでも届く点である。無料ダウンロードのアプリを携帯にインストールさえしておけば良い。

行政や機関が緊急メッセージを国民全体に送信する事もできる、災害後に人々がお互いの安否確認のためにメッセージを送受信する事もできる。

現段階では、危機的状況下で非効率的、不能、不完全、不規則な情報システムに対する解決になるとララは説明する。

「我々は、リアルタイムで迅速な情報提供を行いたいです。」

シンプル、高性能、簡単な解決策で、ラジオのある場所、又はアマチュア無線家によってどの携帯電話もメッセージを受信できる。

チリ政府にこのシステムを導入してもらうためにOnemiとの話し合いが行われ、現在存在しているシステムに代わった存在ではなく、在るものに更に追加したバックアップシステムとなることを目指す。

また、販売前の携帯に導入してもらうというアイディアも在る。それが可能になれば、より多くの国民に利用してもらい、必要な情報が更に多くに届くようになる。

ララは、他の国もこのシステムで連帯する呼びかけを行なっている。ラテンアメリカ、英国と米国で発表され、反応は好意的であった。

雑誌MIT Technology Reviewにも認められ、4000人の候補者の中から「ラテンアメリカ2017年35歳以下のイノベーター」35人中の1人に選ばれた。

 

 

 

参考情報: El Definido

参考画像:アプリ

Booking.com

コメントを残す