チリ:バルパライソ商業高校に避妊具のディスペンサー設置

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なりたい自分

バルパライソ「コンドーム街道」は街の様々な場所、大学、公立教育施設、商業施設などに広がっていく予定となっている。

バルパライソ市役所は市の保健課の戦略「バルポ・テ・アパニャ(パルパライソは貴方と共に)」の一環として、性感染症と10代の妊娠を予防する為に州では初となる取り組みを開始した。

数ヶ月前にパルパライソバスターミナル付近に設置されたコンドームのディスペンサー(自動販売機)からは約2000個が売られ、良い結果を出している。

高校へのディスペンサー設置時には、助産師団体が高校生に性教育を行い、生徒たちは積極的に質問を行っていた。

バルパライソ市役所の調査では、15歳から19歳の層(高校1年から4年)の約27%が性交渉を行っており、その内わずか4%が毎回コンドームを使用していると答えている。

チリ厚生省Minsalは、HIVに感染する可能性が最も高いのは15歳から19歳の異性愛・同性愛の男性であり、その理由としてコンドーム未使用を上げている。

2018年度にはHIV検査の受診率が10%増加、そのお陰で感染者の検出が倍になった。そこでも普段の性交渉の際のコンドーム未使用が目立っている。

昨年新たに確認された感染は7000件で、2010年から2017年の間に96%も増加している。2018年は、女性1199人、男性5749人で男性が女性の6倍であり、2015年から男女共に増えている。

又、2018年の新たな感染者の内、4割弱が外国籍であった。外国籍のHIV感染者数も2015年の全体数の1割弱から年々増加している。

(データ情報引用元:https://www.t13.cl/noticia/nacional/vih-chile-cifras-contagios-extranjeros-minsal-prep-hombres-mujeres

バルパライソ市役所保健課代表アレハンドロ・エスコバルは、公立高校の協力に感謝のメッセージを送った。

「公立高校の支持を感謝し、初となる戦略が他の高校にも広がる事を期待する。このようなイニシアチブによって、人間の権利である性の健康と繁殖に関する繊細なテーマ「性教育」に関しての議論を促し、国内とバルパライソ州が抱える「高いHIV感染率、10代の妊娠、性感染症問題」への支援と予防を目的としているキャンペーンである。」

ディスペンサーが設置されたINSUCO校長は、

「設置に関して学校運営協議会で決定し、既に性教育に関する働きかけを行ってきている部分を考慮した。働きかけには2年の月日を要してきており、ディスペンサー設置当初は珍しがっていた生徒達も性教育に関して認識を高めてきた。とても良く受け入れられている。」

と、説明した。同高校の生徒の1人は、

「とてもいい試みだと思う。妊娠している生徒をよく見かけるし、それだけではなくコンドームの使用で性感染症を予防できる。今の時代、性交渉が最も盛んなのは若者のような気もする。」

と感想を述べた。高校生が性に関するテーマを話し合うきっかけとなり、性教育の前進だと捉えている生徒が多い。

女性用コンドームのディスペンサー

今後は女性用コンドームのディスペンサーの設置も検討されており、既に機械は購入されているが、商品の供給を待っている状況だ。チリ国内の女性用コンドームの供給が間に合わず、民間企業だけが取り扱っている為、安定した供給に到っていない現状がある。その為、輸入会社が商品を販売し始めるのを待ち、安定した供給源が確保され次第バルパライソの若者が手軽に購入できるようにディスペンサーの設置を開始する。

ディスペンサーのコンドームは、一個200ペソ(約34円)と手頃な価格で販売されている。薬局や商店では、一箱12個入りが5000〜6000ペソ(約850円〜1000円)で売られている為、ディスペンサーの商品は誰もが購入しやすい価格設定になっている。保健センターや診療所では以前から無料配布されている。

情報源:https://alertanoticiasvalparaiso.cl/insuco-es-el-primer-liceo-con-dispensador-de-condones-en-valparaiso/?fbclid=IwAR03LFrGeZp-bkn4J2rmX28EjJKr-qFHOdaIqLopOARXxkP66Z0npgy552k


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